先輩社員インタビュー|後藤寛さん

未経験から一人前へ。12年間で培った技術と自信
Q1:最初にこの仕事を始めたとき、どんな気持ちでしたか?
A:正直、はっきりした目標があって始めたわけではないんです。社長に「仕事してみないか?」と声をかけてもらって、それで始めたという感じでした。学校を卒業してすぐにこの会社に入って、ずっとここで働いています。
最初は床の作業から始めたんですが、思っていた以上に大変で。重たい材料を運んだり、すべてが手作業だったり。てっきり機械でやるもんだと思ってたんですよ(笑)。でも逆に、そこに魅力を感じるようになりました。人の手で仕上げていくことに、すごく意味がある仕事なんだなって。
Q2:やりがいを感じた瞬間って、どんなときでしたか?
A:現場の施工が終わって、ふと振り返ったときに「これ、自分で仕上げたんだな」って感じた瞬間ですね。それまでは、教わりながらなんとかやってたんですが、完成した空間を見て「やってよかった」と心から思えたんです。
たとえば、床材をきれいに敷き終えたあとのピシッとした仕上がりとか、空間の印象が一気に変わるあの瞬間。成果が“目に見える”っていうのが、この仕事の大きな魅力だと思います。
Q3:これまでで「やっちゃったな」と思った失敗はありますか?
A:ありますね(笑)。1年目の冬に、床材を貼るためにヒーターで温める作業を任されたんですけど、加減がわからなくて焦がしてしまったんです。
親方からは「まだ早いからやるなよ」って言われてたのに、ちょっと試したくなっちゃって……。しかも焦がした場所が実際に使う場所で、かなり怒られました。でも、その失敗があったからこそ、今はしっかりと温度やタイミングを見極められるようになったし、仕事の責任を改めて感じました。

Q4:今でも印象に残っている現場ってありますか?
A:5年目の時に、初めて1人で現場を任されたことですね。床の張り替え工事だったんですが、親方に「忙しいけど、君ならやれると思う」って言われて、最初から最後まで自分1人で段取りを考えて動きました。
全部を自分でこなすプレッシャーはありましたけど、その分、終わったときの達成感はものすごく大きかったです。「信頼されてるんだ」って実感できたのも嬉しかったですね。
Q5:好きな作業や得意なことってありますか?
A:塩ビタイルの施工が好きですね。1枚1枚手でカットして、形を合わせていく作業なんですが、これが意外と奥深いんです。
木目や模様をピタッと揃えたり、複雑な形の場所にぴたりと納めたりできると、すごく気分が上がります。細かい作業で神経は使いますけど、完成したときの“見た目の美しさ”がたまらなく気持ちいいんです。
Q6:仕事以外での楽しみってありますか?
A:実はラーメン巡りが趣味なんです(笑)。現場が日替わりなので、出先でその地域のラーメン屋を探して食べるのが楽しみで。
桐生市の煮干し系ラーメンとか、かなりハマってます。あとは二郎系のガッツリ系ラーメンとか。現場が変わる仕事だからこそ、いろんなお店に行けるのがいいですね。ちょっとした旅気分というか、自分へのご褒美というか。これがあるから、毎日頑張れるところもありますね。
Q7:仕事とプライベートのバランスはどうですか?
A:現場によってスケジュールは違いますけど、大体は朝7時前に現場入りして、夕方には作業が終わります。現場が遠いときは早起きもありますが、逆に早く終わることもあるので、そこは柔軟です。
趣味がラーメン探索っていうのもありますが、プライベートの時間もそれなりに取れています。もちろん繁忙期は大変なときもありますけど、「仕事だけで終わる一日」ってことはあまりないですね。

Q8:これから入社を考えている人に向けて、ひとことお願いします。
A:正直に言うと、最初はつらいと思うこともあると思います。でも、続けていけば絶対に技術が身につくし、自分の“武器”になります。
失敗しても、ちゃんと周りが支えてくれるので安心して大丈夫です。うちの職場は、静かだけど居心地がいい空間で、あまり堅苦しくない雰囲気も魅力だと思います。
職人って、AIじゃ代われない仕事ですし、自分の手で何かを作るって、やっぱりすごく気持ちいいです。ものづくりが好きな人や、「ちゃんと自分のスキルを持っていたい」って思っている人には、本当におすすめしたいです。
「12年やってきて思うのは、“人がいないとできない仕事”だということ。だからこそ、自信と誇りを持って続けられるんです。」
